『北極百貨店のコンシェルジュさん』が文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞に選ばれました。
マンガの活動についてご報告ができて嬉しいです。今年は新しいマンガを作ります。がんばります。
Tsuchika Nishimura Web site
『北極百貨店のコンシェルジュさん』が文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞に選ばれました。
マンガの活動についてご報告ができて嬉しいです。今年は新しいマンガを作ります。がんばります。
フランソワ・ポンポン作「Ours Blanc(シロクマ)」のミニチュアを買いました。
一緒に写ってるのはオオウミガラスです。オオウミガラスの生息域であった北極には天敵がいなかったそうで、まるで警戒心を持っておらず、人間が近づいても逃げなかったと、本に書いてありました。しかし天敵ということでいうと、ホッキョクグマは? 天敵ではなかった? 警戒しなくて大丈夫だった? そう問いかけながら、仲良く並べて写真を撮る、人間らしい遊びをしました。
4月6日は北極の日なのだそうです。
北極百貨店からのお知らせ
●青山ブックセンター本店さま
コーナーに1、2巻のサイン本を置いてもらっています。(追記:10/31完売したそうです)
●今野書店さま(西荻窪)
選書フェアをしてくださっています。
配布されてるリーフレットには、自分が選書した本のうち発行年が古かったりしてお店には置かれなかった本の推薦コメントまで載せてくれているので、ぜひもらってください。
●マンガワン
マンガワンで、短編集「アイスバーン」と「北極百貨店のコンシェルジュさん」1巻のエピソードを毎日1話ずつ、期間限定で読めるキャンペーンをやっているそうです。
小学館のマンガアプリです。(この情報を書き忘れていて、追記しました。すいません)
以上です。
●POP LIFE: The Podcast
新刊とは関係ないですが、ポッドキャストでいつものようにマンガ雑談をしています。
「北極百貨店のコンシェルジュさん」2
今日発売になりました。
帯に素敵なコメントをくださった板垣巴留さん、本当にありがとうございます!!!!
『北極百貨店のコンシェルジュさん』2巻が10/30ごろに出ます。
第1話はwebで読めます→●
(こんな漫画)
訪れる客がみんな動物で、店員のほうはみんな人間という、北極百貨店。新人コンシェルジュである秋乃は、いろいろな動物たちの接客にあたりながら、コンシェルジュ精神を学んでいく。
モーリシャス島沖で日本企業が運航する貨物船が座礁したというニュースを見て「あっ、ドードーの島だ」と思いました。
モーリシャスドードーは、この島が無人島だった頃から住んでいました。1638年に人間たちが来て植民しだしたとき、彼らが連れて来た家畜たちによってパクパクと捕食されてしまい、1681年に絶滅したそうです。
マンガに描くときに調べたため、このニュースに反応しました(『北極百貨店』2巻が出たら見てください)。
ニュースでは、現地の人々が黒い原油に覆われた海やマングローブ林をバケツで一杯ずつ汲み出している映像や、「wi-fiを求めて島へ近づいて座礁した」と証言する船員を見ました。座礁船による環境汚染の賠償責任が法的に問われるのは船主だそうで、運航した大企業や原油を使う人間にはとくに罰はないそうです。だったら同じようにドードーの絶滅についても、人間が直接手を下したわけではないとも言えるかもしれません。
加害者が真の意味で責任を受け止めるということが可能かどうかはわかりませんが、もし一切痛みも感じずさっぱり忘れられるとしたら、「自分は紙一重の差で非対称な立場の反対側にいたかもしれない」と想像することはマンガの領分だと思います。