メディア芸術祭で配った冊子について、会場に行けないけどほしいというお声をいただき、中身をここに載せます。
※2010年の映画『告白』のネタバレあります
Tsuchika Nishimura Web site
第25回文化庁メディア芸術祭受賞作品展では、受賞作『北極百貨店のコンシェルジュさん』のペン入れ原稿を展示するほか、急遽つくった冊子を配布します。冊子は16ページで会話、漫画、ラクガキ、エッセイです。各日100部ずつ先着順で配布されます。
会場には自分のかわりに普段生活を共にしているオオウミガラスのぬいぐるみ2羽が毎日在廊してくれます(9/15追記:2羽を送り込みましたが、内覧会では1羽のみ在廊していました)。
第25回文化庁メディア芸術祭受賞作品展
9/16 ~ 9/26
(9/20は休館)
10:00-17:00
日本科学未来館
入場無料
【冊子について】
ラッパーのオノマトペ大臣と共に、ごみみたいな冊子「DEATH PROOF」を自主出版して配る活動を以前からしています。かつてメ芸で新人賞を受賞したとき、記念の号をつくって受賞作品展会場で配布したことがあり、今回また同じ形でつくりました。来たりて見よ。
稀書探訪の旅を観に行きました。拙作『北極百貨店のコンシェルジュさん』の世界を考えるさい鹿島茂先生のご著書を大変参考にさせていただきました。宝物みたいな美しい本が次々観られる展示で熱い気持ちになりました。
「Mall Music Muzak – Mall Of 1974」というアルバムを聴きました。百貨店のフロアで流れている店内音楽みたいだなぁと感じてたのしかったです。こちらで見て知りました(→●)
フランソワ・ポンポン作「Ours Blanc(シロクマ)」のミニチュアを買いました。
一緒に写ってるのはオオウミガラスです。オオウミガラスの生息域であった北極には天敵がいなかったそうで、まるで警戒心を持っておらず、人間が近づいても逃げなかったと、本に書いてありました。しかし天敵ということでいうと、ホッキョクグマは? 天敵ではなかった? 警戒しなくて大丈夫だった? そう問いかけながら、仲良く並べて写真を撮る、人間らしい遊びをしました。
4月6日は北極の日なのだそうです。
北極百貨店からのお知らせ
●青山ブックセンター本店さま
コーナーに1、2巻のサイン本を置いてもらっています。(追記:10/31完売したそうです)
●今野書店さま(西荻窪)
選書フェアをしてくださっています。
配布されてるリーフレットには、自分が選書した本のうち発行年が古かったりしてお店には置かれなかった本の推薦コメントまで載せてくれているので、ぜひもらってください。
●マンガワン
マンガワンで、短編集「アイスバーン」と「北極百貨店のコンシェルジュさん」1巻のエピソードを毎日1話ずつ、期間限定で読めるキャンペーンをやっているそうです。
小学館のマンガアプリです。(この情報を書き忘れていて、追記しました。すいません)
以上です。
●POP LIFE: The Podcast
新刊とは関係ないですが、ポッドキャストでいつものようにマンガ雑談をしています。
「北極百貨店のコンシェルジュさん」2
今日発売になりました。
帯に素敵なコメントをくださった板垣巴留さん、本当にありがとうございます!!!!
『北極百貨店のコンシェルジュさん』2巻が10/30ごろに出ます。
第1話はwebで読めます→●
(こんな漫画)
訪れる客がみんな動物で、店員のほうはみんな人間という、北極百貨店。新人コンシェルジュである秋乃は、いろいろな動物たちの接客にあたりながら、コンシェルジュ精神を学んでいく。