

Tsuchika Nishimura Web site
知人に叩かれた稚拙をやめたくて何年もかけて、ダンディ紳士ぶることは則巻千兵衛氏みたいに息が続かなくてだめと実感しているところです。
こないだ絵を描いてた時にいきなりPCがバグって、データが壊れたのはかなりつらかったけど今見たら、あえてこういうデザインなふうにも見える気がします。
「三段跳びなどの競技で選手が助走をする前に、客席を向いてみんなに手拍子を求めますよね。SNSにあげる絵はそういう感じのものだから、それ自体は競技とちがう」てな書き初めを壁に貼り。
1月17日に開催が予定されていた、穂村弘さんとのトークイベントは、残念ながら延期となりました。急な決定となって申し訳ありません。
「MAGA道雄(『まんが道』の満賀道雄氏が赤いキャップをかぶってて、Make America Great Againという刺繍がされている)」というダジャレを思いつき、ノートにラクガキをしました。これを撮って投稿したら、また皆さんのご機嫌をうかがえるという喜びで、胸一杯になりました。やったー、でもその瞬間に、再び目を落としたところ、はじめて気がついたことには、これはもしかしたら変な政治的意図が発生しすぎてるかもしれないな。これを世に問うにあたって、いえあくまでダジャレですよの一点張りで行くおれを、あなたは厳しく見たりせず必ず笑ってくれますか?
大寒や洒落で乗り切る自信なし
新年あけおめでござます。大厄災がふりかかり、世界に不安がひろがれば、拙著がより売れますように(とんでもないサイコな祈願)
ライナー・チムニクの本は『タイコたたきの夢』『レクトロ物語』という2冊を持っていて時々パラパラとめくっては「絵がすごいなぁ」と思ってましたが、じつはちゃんと読んでませんでした。でも3日前に古書店で買ったこの『クレーン』(1956年)は判型が大きめサイズ(B5判?)なこともあって絵のパワーがさらに10倍くらいに感じて、表紙の時点でしびれました。
たぶん子供向けの本で文と同じくらい挿絵があります。出版社は福音館ですが、これ以外にもいくつかの出版社によるバージョン違いが今でも出ているようです。
クレーンとクレーンにとりつかれて生きた「クレーンオトコ」の話でした。シンプルな線画と文章で、ゆっくり読んでもすぐ読み終わりました。今の自分にスルスルしみこんできて胸が熱くなりました。自分だけでなくこれを読んだ大人の多くが読むべき時に読めたと感じたかもしれないと思いました。