2020-02-17

よく言われる、お風呂に入って血行を良くすると新しいアイデアが思い浮かぶ、というのは、詳しい理屈はわかりませんが、実感としてわかります。

一方で、机の前に座り、何時間も作業に没頭して制作を進めていると、当然、血行は悪くなります。先ほどの話と総合すれば、作業に没頭するということはすなわち、血行が良ければ思いついたであろういくつもの新しいアイデアを犠牲にすること、ともいえます。

じゃあ制作時間を減らして、机の前を離れて街へ出て、汗をかき、歌い踊り、ヨガで呼吸を整え、ひたすら血行が良い状態に身を置くことによって、より多くのアイデアを引き出そうとしても、机の前から離れすぎてしまうと、実作をともなわない抽象的なアイデアしか出ず、実現とはかけ離れたものになってしまいがちなものなのでございましょうことなりや。

後半は、そんな経験もなく、何の実感もない、聞いたこともない理屈のウソを思いついて、書きました。

2020-02-11

『ジョジョ・ラビット』
「‪いつも大人から守られる特権的な立場にいて無傷な少年が、たかだか上級生におちょくられたくらいで理不尽に殺されたウサギに自分の運命を重ね合わせるなんて、理不尽に殺されたウサギに対してあまりに失礼なのでは??」と、熱心な動物愛好家である(という説がある)ヒトラー総統が少年に詰め寄ってくる・・・少年あやうし!という、二次創作を思いつきました。

(装画担当するコルドン<ベルリン三部作>と舞台が重なるので参考のため観ました)

2020-02-10

Apple Musicで歌詞を見たら、後半で「you’re not alone, you’re not alone…」と畳み掛けるくだりで一箇所だけ「you’re not you」となっていたので、やば…どういう意味?深すぎ…考察ない?Geniusとか…と興奮しながら検索してみると、どのサイトを見てもそこの歌詞は「you’re not alone, girl」となっていて、どうやら最初に見たApple Musicだけ歌詞が違っていたようでした。音で聴くと、自分の耳ではどっちともわかりませんでした。いい曲と思いました。おわり。

↑Apple Musicより

2020-02-09

春一番が終わるそうです。物心つく頃から家族でひんぱんに訪れ、スタッフとしても1〜2年ほど参加しました。レゲエや河内音頭で踊ったり、服部緑地公園から天牛書店へ何度も散歩をしたことは自分の原風景です。風太さん、アベちゃんさん、本当にお疲れさまでした。‬

2020-01-30

👶👶👶

最近よく目にする「反出生主義」という言葉、全く調べず聞きかじりだけの知ったかぶりで言うと、この世界に子どもを産みたくないということだそう。世界は負の遺産まみれで産まれる子どもはかわいそうね、という気分はわかるけど、それを主義とするというのはどういうことでしょうか、よくわかりません。全く調べず聞きかじりだけの知ったかぶりで言えるのはこれくらい。

山本美希さんのマンガ『かしこくて勇気ある子ども』(4話まで公開)はそういう今日的なテーマが感じられて、先日POP LIFE: The Podcastでも少ししゃべったですが、その激しい圧力が全画面に行き渡ってるような絵がとてもカッコイイです。

(2.16追記)
絵がとてもカッコイイ、と無邪気に書いたけど、そのカッコよさは作者がこめた切実なメッセージが圧力として絵に現れている結果でもあると考えると、この作品に対してカッコイイと評することは、たとえば男女の不平等や子どもが戦争・テロの犠牲になることについて、それらもまた作品を構成する重要な要素だとして肯定することになってしまわないだろうか?たとえば、自分がマルジャン・サトラピ『ペルセポリス』を称賛することは、女性差別や戦争に結果的に感謝していることになってしまわないだろうか?作者が必ずしもカッコよさを意図せず、政治信条のためのアクションとして描いたのだとしたら、それに対してカッコイイと評することは本質的に不誠実なのでは?カッコイイという現状肯定的な評価は運動にとって足かせでしかないのでは?そういうことを、後から思いました。実は、自分はもともとそういう奴です。大好きな高野文子先生のマンガも、自分にとってはほとんど絵のカッコよさにしびれることが全てで、メッセージ的な部分について思い巡らしたのはずいぶん後になってからだし、「こういう絵を描くためにはこういう思想が必要になる、それにはこんな敵が必要であって…」という、絵から逆算して思想を知るような倒錯的な考えもよくしています。自分は倫理的に不まじめで動物的な、ただの作画オタクなのです。去年、Ollieというファッション雑誌のTシャツ特集でKKK(クー・クラックス・クラン)のTシャツが普通にビンテージとして紹介されていました。それを見て、自分はそういう不誠実な態度に正直シンパシーもあるものの、KKKの記号自体をそもそも知らない子供がこの雑誌を見るかもしれないと思うと、少し嫌だなと思いました。せめて、兵器の描写に血道を上げつつも適宜反省して反戦を掲げるミリタリーオタクくらいにはけじめをつけた方がいいかもしれない。今回の場合は、今のところ、広く紹介するという目的やいくつかの理由を考えてそのままにします。

2019-01-20

ベルリン1919 赤い水兵(上)
ベルリン1919 赤い水兵(下)
クラウス・コルドン(作)、酒寄進一(訳)
岩波少年文庫

児童向け作品ということで、舞台である1919年ごろのベルリンの状況についてもとても自然に解説されていて、高校で暗記した「1919ワイマール憲法」以外の知識がなかった自分でも、問題なく読めました。また児童向け作品とはいえ、労働者一家の少年の目から描かれる生活や政治の風景は、約100年後の日本にいる自分から見てかなり身近に感じられたので、大人が読んでも面白いと思います。

上下巻は「ベルリン三部作」の第一部で、今後『ベルリン1933』『ベルリン1945』と刊行される予定、翻訳を手がけられた酒寄進一先生とは『赤毛のゾラ』以来にご一緒でき大変光栄です。
(2/14刊行)

2019-01-19

目白にあるブックギャラリー・ポポタムさんで、西村ツチカのB2ポスターを扱ってもらえることになり、全国へのオンライン通販にも対応してくれるようです→

並びがイ・ユニさん『13歳の夏』や香山哲さん『ベルリンうわの空』となっていて嬉しいです。

2019-01-18

POP LIFE: The Podcast
#043 – #045
ホストは、三原勇希さんと田中宗一郎さん
ゲストは、夏目知幸くんと自分

マンガ回(マンガ以外の雑談もメチャ分厚い)です。
全3回!