2020-12-30

以前から『タイコたたきの夢』『レクトロ物語』を時々パラパラとめくっては「絵がすごいなぁ」と思っていたライナー・チムニクの本ですが、じつはちゃんと読んでませんでした。でも3日前に古書店で買ったこの『クレーン』(1956年)は判型が大きめサイズ(B5判?)なこともあって絵のパワーがさらに10倍くらいに感じて、表紙の時点でしびれました。

たぶん子供向けの本でたくさん挿絵があります。出版社は福音館ですが、これ以外にもいくつかの出版社によるバージョン違いが今でも出ているようです。

クレーンとクレーンにとりつかれて生きた「クレーンオトコ」の話です。ミニマルな線画とシンプルな物語で、ゆっくり読んでもすぐ読み終わりました。今の自分にスルスルしみこんできて胸が熱くなりました。自分だけでなくこれを読んだ大人の多くが、読むべき時に読めたように感じたかもしれないと思いました。