2021-09-22

5月、食事どきにテレビのチャンネルがたまたまNHK大相撲中継に合っていたことが何度か続き、力士の顔と名前を少しだけ覚えたころ、また今日も観たいと食事どきにテレビをつけるようになり、やがて毎日録画するようになりました。実況解説や、相撲協会から配信されているYoutube動画や、北の富士コラムなども見はじめて、まだ幕内力士くらいしか名前を覚えれていないですが、めっちゃ楽しくなってきました。

「もう残す腰はない」とか、あと決まり手も「切り返し」「はたき込み」とか、日常的な言葉のようでいて微妙にちがう専門用語がいくつも飛び交っていて、その意味が観ているうちに少しずつなじんでくる感じがうれしいです。

「自分の相撲」という言葉もおもしろいです。力士がインタビューで「一番一番、自分の相撲をとることだけを考えて当たっていきます」と言ったり、解説の親方が褒めるとき「落ち着いて自分の相撲がとれていました」と言ったり、ひんぱんに耳にします。たとえばいつも立ち会いで頭でぶつかっていく力士が急に退いてはたき込みをした時など、解説の親方が戒めるように「勝ったのはいいけど、もっと自分の相撲をとってほしいね」と言うようなこともありました。

「自分の相撲」とは本人の意思だけでなく、このように相手力士や観客との関係によって伝統の中で期待されていると知って、やはり複雑な専門用語なんだと学びました。

宇良関が、今場所5日目に「送り吊り出し」で勝ちました。幕内では16年ぶりの珍手だったそうです。また宇良関は10日目、横綱照ノ富士関に上手投げで下された際に身体を裏返されながらまわしにすがるような姿勢になりました。17年前に朝青龍関がこの姿勢になってとり直しに持ち込んだことがあるそうです。どちらも初見の自分だけでなく、解説の方々も皆おどろいた様子でした。皆がおどろくような珍しい戦い方が「自分の相撲」になることってありえるのでしょうか。応援しています。