北極の日

16世紀頃から北極海航路を開拓する西洋各国の競争が激化、前人未到の北極点をめざして名だたる探検家たちが血道を上げ、ついに1909年4月6日、アメリカのロバート・ピアリー氏によって人類初の北極点到達が歴史に刻まれました。その偉大な記録にちなんで4月6日は北極の日と呼ばれているそうですが、この記録はいろいろ不審な点があるとして疑われているとwikipediaほかで読みました。そもそも前人未到や人類初といった記録に、北極圏で移動生活をいとなみはるか昔から北極点にも到達していたはずのイヌイットは人間に数えられておらず、そのような文明の欺瞞や邪悪を刻む意味でも歴史に刻むべき節目なのかもしれないと思いました。自分としては(自分の漫画に描いたこともある)オオウミガラスが乱獲されまくった時期が、探検家たちが北極海を冒険してまわった時期と重なるということで、北極の日を記念し、下の絵をあげます。