同居人に嫌われたとき、自分のほうは好きだったので問題でした。当時の投稿を見返すと「今回の目標は、サブカル漫画が大嫌いな同居人にムカつかれないような漫画」とあり、それはまったく素直な気持ちでしたが、今思うとこんな屈託のなさも意図せず侮蔑を伝えていたのでしょうか。彼は侮蔑に敏感で褒めも簡単に受け取りませんでした。彼が家を出たあと彼を思って漫画を描いて、コミティアに出しました。商業誌で連載した頃はもし彼が読んだとしても憎まないですむ漫画であるように演出を練りました。しかし結局は気がゆるみ、最後に会ったときめちゃくちゃ遅刻してしまい、敬意も伝えられず、連絡先もアカウント名も何度聞いても最後まで教えてもらえませんでした。それで、今では心の中でアタックしています。