2026-02-09

子供のころ母に連れられて行った投票所からの帰り道で、選挙とは何なのかについて教えてもらいました。じゃあ母はだれに投票したのかと質問してみたところ、教えてもらえませんでした。誰にも言わなくていい、投票自由の原則というものがあると母は強調しました。母がどのような候補に投票したか今なら想像がつきますが、道ばたで決して口にしなかったのは、自身がマイノリティでありその情報が致命的という事情もあったかもしれません。

思想や感情や経歴より、その人が今どんな鎖で繋がれどこへ移動できない状態にあるかで本質を見たような気持ちになることが多いです。

2026-01-27

母親が持っていた『Dr.スランプ』の単行本をはじめて読んだとき、自分の知っているアラレちゃんと少しちがっていて、序盤は頭身が高いのが不思議でした。それがどういうことだったのか、自分なりにわかってきました。左は2022年、右は2026年。

2025-12-30

2021年、おすすめ海外マンガを紹介する記事に参加したけど、自分はもうすぐやって来る生成AI全盛時代に対する恐怖で頭が一杯で、愉快でかわいい内容についてほとんど伝えていませんでした(『アイデア』393号)

フリースタイル 66

『フリースタイル 66』のイラストを担当いたしました。

https://webfreestyle.com

同誌のイラストを毎回担当させていただくようになって5年が過ぎました。その間しばしば自分の進行が遅れ何度もご迷惑をおかけいたしました。今後さらなる再発が予想されるため、このたび終了を申し出ました。編集長の吉田さんは何ひとつ制限を課すことなく自由に描かせてくださり、心から感謝していますとともに、本当に申し訳ありません。この絵に対して、instagramでいただいたコメントのなかに「So detailed! Must have taken over an hour (細かい!きっと1時間以上かかったに違いない)」というものがあり、本当に1時間で描ける実力があったらよかったのにと残念に思いました。5年間本当にありがとうございました。

2025-12-19

以前させていただいた漫画の連載が終わりにさしかかった頃、連載が終わった後の人生について何の考えも持っていない自分に対し、担当編集さんが「この漫画を売るために、新しく漫画を描いてください。漫画を描くことこそが漫画の最も効果的な広告なので(大意)」と言葉をかけてくださいました。担当編集さんはかつて誰もが知っている大手広告代理店に勤めておられた経歴があり、それもあって、広告と漫画についての深い洞察がこめられた言葉だと感じました。色々とお話しくださった中には、自分がにぶすぎるせいでキャッチしきれず逸した言葉も多々あったかとは思いますが、この言葉は自分にも衝撃的に響き、今でも心に突き刺さっています。実際にそれ以来商業漫画から身を引いて5年以上過ごしたことで、自分を動かしてくれた人生の名言となりました。今後も指針とさせていただきたいです。