スペースで好きなバンドの話をして楽しかった日記

バスクのスポーツというバンドが好きです。

2016年末に「Regatas de traineras」のMVで知り、練り上げられた祝祭的なエネルギーの純度の高さに胸を打たれました。曲もさることながらこの映像が本当に好きで、躍動する4人の姿を見ていると心が洗われます。

1stアルバム「運動と食卓」をぜひ聴いてください。聴いてくれました?

2018年のシングル「Sandbox」では打ち込みの導入の新鮮さもあって1stアルバムともまた異なる新しい感触を模索している感じが伝わってきました。音楽もさることながら藤倉麻子さんによるアニメーションも大好きなので最高に大好きです。

自分は昔、プログレの歴史的名盤といわれる作品を聴いても正直あまりピンとこないことが多かったです。でも何個か聴いた中で一個だけ例外的にめちゃくちゃ好きになったバンドがいて、アレアというバンドでした。ジャケを見るとバリバリ重厚なコンセプトがありそうなのに、どういうわけかそれが陰鬱さとしては全然伝わってこなくて、とにかく明るくて雑多で、どんどんパワフルにぶち上がっていくのが最高で、聴いてるとすごい笑顔になれるのでよく聴きました。バスクのスポーツを初めて聴いたとき、とくにその明るさの部分にアレアっぽさを感じて、めちゃくちゃ楽しくて一発で好きになりました。それからライブに行くたびに「こんな風に演奏してるんだ」と演奏する姿がはっきりイメージされてくるにつれて、自分の中で、今までピンとこなくてスルーしてきたプログレの名盤たちが「そうか、イエスやELPも、バスクのスポーツみたいにこうやって演奏してたってことか〜…」となんか身近に感じられるようになってきて、するとなぜか急にめちゃくちゃ良く聴こえはじめて、どれもこれも最高やないか〜という摩訶不思議な奇跡体験をしました。それから歴史をたどってプログレを聴くようになりました。

最近ツイッターのスペース機能をよく利用してて、というのも自分は1.9万人近くフォローしているおかげでつねにスペースがタイムラインに何個も並んでおり、知らない人のスペースに突然お邪魔してラジオのように聴かせてもらう行為を繰り返してるのですが、先月あるスペースでイタリアのプログレについて話されてる方がいたので、初めてリクエストを送ってスピーカーで参加させてもらい、自分とフォロー関係ではなかったその方にバスクのスポーツをおすすめしました。そしたら昨日また別のスペースでその方と再会し、あの後聴いてハマってくださったらしく、バスクのスポーツの話をしました。

バスクのスポーツには過去の色々なプログレの良かった瞬間が凝縮されてて良すぎる、それも特にピンクフロイドのサイケデリックブルースの部分以外のプログレだね、と分析をされていました。そこでバスクのスポーツがコロナ禍で配信した無観客ライブ「Live at Neo Pompei」を話題に出すと、「たしかにピンクフロイドのLive at Pompeiも無観客ライブだから引用に必然性がある、ピンクフロイドのはウッドストックの逆張りとしての無観客だったけど、バスクのスポーツはコロナ禍でくしくも無観客の方が通常になってしまった現状を表してる」というような反応をくださり、自分は誰かとそういう会話ができたことが初めてで超嬉しかったです。

リアルタイムで配信を見ていた時はそんな意味については何もわからずに、ギターのカミヤさんがおもむろに透明人間に変身するパフォーマンスに爆笑してただけだったことを正直に記しておきます。

「Eye of Horus」という曲はサッカーワールドカップのテーマ曲になってほしいです。自分はサッカーを見ないですが絶対にいいと思います。