2021-06-12

スペースで好きなバンドの話をして楽しかった日記

バスクのスポーツというプログレバンド(自分は充分に語れるほどプログレを知らないですが自分でもわかるぐらい真摯にプログレに取り組まれてるのでそう書きます)が好きです。近年の若手バンドにプログレという惹句が使われる場合たいていはところどころ変拍子を取り入れたという程度の意味だと思いますが、バスクのスポーツはそうでなく本当に深い部分からプログレに取り組まれてると思います。1stアルバム「運動と食卓」を聴いてみてください。

自分は今までにプログレの名盤をいくつか聴いて、時代がちがうせいか正直ピンとこないことのほうが多かったのですが、アレアというバンドはめちゃくちゃ好きになりました。バスクのスポーツの音楽には叙事詩的な物語と祝祭的なユーモアが同居しているように感じて、それがアレアっぽくも感じて一発で好きになりました。そしてライブに通い「こんな風に演奏してるんだ」と認識するにつれ、不思議なことに今までピンとこなくてスルーしてきたプログレの名盤たちが急にリアルに感じられて甦ってくるという体験をし、バスクのスポーツのルーツをたどる形で今もプログレを再発見しています。

最近ツイッターのスペース機能をよく使ってて、というのも自分は1.9万人近くフォローしているおかげでつねに誰かしらのスペースがタイムラインに並んでおり、知らない人のスペースにリスナーとしてお邪魔してラジオのように聴かせてもらう行為を繰り返してるのですが、先月あるスペースでイタリアンプログレについて話されてる方がいたので、初めてリクエストを送って一瞬だけスピーカーで参加し自分とフォロー関係ではなかったその方にバスクのスポーツをおすすめしました。そしたら昨日また別のスペースでその方と再会し、あの後ハマってくださったらしくバスクのスポーツの話をしました。

バスクのスポーツがコロナ禍で配信した無観客ライブ「Live at Neo Pompei」を話題に出すと、たしかにピンクフロイドのLive at Pompeiも無観客ライブなので引用に必然性がある、あれは当時流行ったウッドストックフェスの逆張りとしての無観客だったけどくしくもそっちの方が通常になってしまったコロナ禍の現状まで表してる、というような反応をくださり、初めてそういう会話ができて嬉しかったです。

(追記)そういう意味とかを理解したのは後々のことで、配信で観てたときはギターのカミヤさんがおもむろに透明人間化するパフォーマンスで爆笑し意味がわからないままめちゃくちゃ楽しんでいたことを正直に記しておきます。

自分は2016年末に「Regatas de traineras」のMVでバスクのスポーツを知り、練り上げられた音楽の純度の高さに胸を打たれました。MVも大好きです。心が洗われる。かつて青春パンクというジャンルが流行りましたがもし青春プログレというものがあるとしたらこんな風であってほしいです。

2018年のシングル「Sandbox」では打ち込みの導入や藤倉麻子さんのアニメーションの新鮮さもあって1stアルバムとはまた別の新しい感触を模索している感じが伝わってきました。とても大好きです。