このマンガを2038年に読むとどう感じる!2020

わたべ淳先生『レモンエンジェル』(1988〜90)の続編『レモンエンジェルⅡ』は2008年にケータイサイトで連載されました。この両方ともが完全版(電子書籍)に収録されています。

つまり2020年の現在からみて、1人の作者によって描かれた約30年前のマンガと約10年前のマンガが一度に読める形になっているわけななので、ちまたで言われる「流行の30年周期」(10年前が一番古く見える/30年前は一周して新鮮に見える)を検証してみました。

1988年の『レモンエンジェル』は人物と背景が分離されており、時折コピペや写真コラージュもさしはさまれ、このままネオンカラーに彩色すればfuture funkのサムネイルに使えそうな、今でいうニューレトロに当たるポップ感覚があり、たしかに一周まわって今っぽい絵柄だと感じます。それに対して2008年の『レモンエンジェルⅡ』は顔のデフォルメがより控えめに、線はより繊細にこなれていて、キャラと背景が有機的になじみ叙情を醸し出す、00年代以降の電撃大王のような解像度を感じます。決して古くはないですが新鮮というには見慣れた絵柄です。

というわけで今回は、自分の印象では「30年周期説」はかなり妥当だと感じました。

さて、今後もその説が当てはまるとすると、2038年になれば我々の感覚がまた変容しており今度は『レモンエンジェル』よりも逆に『レモンエンジェルⅡ』のほうが新鮮に見えていると思われます。今とは異なる未来の感覚を想像するとワクワクします。2038年になったらまた『レモンエンジェルⅡ』を読み検証しましょう。

2020-12-16

●『アイスバーン』のサイン本
金高堂書店さま、
今野書店さまに置いてもらってます。

●『ちくまさん』サイン本
青山ブックセンター本店さまに置いてもらってます→

詳しくはお電話で各書店さまにお問い合わせください。

2020-12-15

『ちくまさん』刊行記念で、歌人の穂村弘さんと、トークイベントが行われます。
http://www.aoyamabc.jp/event/tikumasan/

おそるおそるお願いしたところ、なんと引き受けてくださいました!本当にありがとうございます。日程は来年の1/17で、発売日(12/17)からちょうど一ヶ月後です。希望の方はサインします。イベント詳細、観覧お申し込みは、上記のURLを見てください。

2021年1月17日 (日)
13:00〜14:30(開場12:30)
料金1,540円(税込)
定員60名様
青山ブックセンター本店 大教室

青山ブックセンター本店さまでは『ちくまさん』サイン本も置いてあります→

2020-12-08

筑摩書房のPR誌「ちくま」の表紙を飾った連載が本になります。モノクロだった1頁漫画はフルカラーになりました。新しくモノクロ漫画を32ページ描き下ろしました。デザインは名久井直子さんです。帯に素晴らしいコメントをくださった高野文子さん、本当にありがとうございます。
A5判、12月17日発売です。

2020-11-30

「漫画家になりたいなら絵を描いている暇なんてないはずです」という格言を知りました。とても刺さりました。

2020-11-23

「KIRINJI LIVE 2020」のイベントグッズのイラストを担当しました。デザインは大島依提亜さん。いろいろなグッズに展開してくださり、感激しました。

KIRINJIの音楽が大好きで、今のバンドの形でライブが行われる最後の機会にメンバーの皆さんを描かせてもらえて本当に嬉しかったです。

2020-11-21

青山ブックセンター本店さまにてサイン本を作りました。

その帰りに近くにあるビリケンギャラリーへ立ち寄りわだちずさんの個展を見ました。絵の具や特にペンを用いた表現が多彩でものすごく微細な気合いの入った絵を見て気合いが入りました(23日まで)。