更新世パークでは、今年の秋にウランゲリ島からジャコウウシを運んでくる遠征を計画しているらしく、その支援を募るために、先ほど公式グッズのオンラインショップが立ち上げられたと知りました。
更新世パークに興味があるのでTシャツを買いました。
Pleistocene Park
https://www.bonfire.com/store/pleistocene-park/
Tsuchika Nishimura Web site
更新世パークでは、今年の秋にウランゲリ島からジャコウウシを運んでくる遠征を計画しているらしく、その支援を募るために、先ほど公式グッズのオンラインショップが立ち上げられたと知りました。
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「フリースタイル vol.45」の表紙を描かせていただきました→●
明日発売のイラストレーション227号で「私のワークスペース」という特集記事に参加しています→●
イラストレーションの公式サイトにインタビュー記事が配信されています。イラストレーション213号に載ったものです→●
原作を観ずに二次創作の絵を描くことってどう思いますか?
自分は5年前に、どこから仕入れたのか、『幽幻道士』の可愛いイメージがムクムクと膨らんでたまらなくなり、原作を観ずに、上の絵を描きました。
マンガの初期衝動とは手に入らないオモチャの絵を紙に描くことだと考えてるので、「観てないものを描く」ということ自体はマンガ的にはありです。しかし自分は大の大人であって、「手に入らない」というのが「お金がなくて…」とかではなく「観る時間がだるい、面倒くさい」でしかないのがさすがにダサいですね。観るためのコストを惜しんでいて愛がないです。大人になると言い訳がきかないものです。
でも観てないくせに一応こうして描けたのは、幽幻道士が引用された他の表現を観ていてあらましをなんとなく知っていたからです。なんとなくあらましを知っているとは要するに知ったかぶりのことで、それがダサいという話なんですが、グーグルやウィキのおかげで誰でも簡単に知ったかぶれる今、むしろ、まとめサイトやファスト映画など、なんでも手短に説明することが善いとされる価値観の中では、やたら知識を持つこと自体がマウンティングと見なされかねなかったりするし、少なくとも知識がないことが恥ずべきことだと指弾される機会は格段に減ってきたと思います。
以前、人気のジャンプ漫画の二次創作絵がバズっていて、描いた人のツイートを見ると「いつか読んでみたい」と書いてあって、あっ原作を読まないで描いたことを全く隠そうとしてない、と驚いたことがあります。そう表明した上でじゅうぶんバズれている以上、原作をよく知らずにガンガン描くほうが絵師の方にはコスパも良いでしょうし、原作を観ずに描かれた二次創作絵は、我々が気づかないだけで多分とても広く蔓延っていると思います。
他方では、そうしてコスト面から愛を定量化することが正当化される世の中で、あえて愛を表現しようとするとき、こんな状況に対するより明確な抵抗の表明として、過度に作品を神秘化するオタク語りが好まれるというカウンター傾向も顕著にあって、いかに自分が作品に取り憑かれ正気を失ったかの説明に文字数が割かれ、それで順調にバズっている現状を見ると、定量化の逆張りとしての神秘化もそれはそれでやはり不自然さが引き継がれているように感じます。
そもそも知ったかぶりには、あらまししか知らず細かな部分を知らないため細やかな気遣いができないという限界があって、そういう所作が求められない場ではとがめられなくても、その細やかな気遣いはその人の生きてきた時間を表してもいるので、それなりに人格を表現する指標だなというのが自分の感想です。
わりと早い段階で話をすり替えて言いたいことを言ってしまいましたが、とにかく、この二次創作絵から5年後に初めて観た『幽幻道士』は想像してた10倍かわいく面白かったです。
高校のとき、hideに強烈に憧れてギターを弾いていた友達が、バンドのスタジオを見に来てよと誘ってくれました。彼とは小学校からの同級生でした。それはライブのリハーサルでした。彼が新しく手に入れたというエフェクターをつないでギターを弾くと爆発のような凶悪な音が響き、みんな思わず笑いました。セットリストは確か半分くらいがオフスプリングやラルクアンシエルなどをとりまぜたコピーで、あとの半分はオリジナル曲でした。オリジナル曲があること自体がすごい、立派だと思いました。しかも、そのときにバンドが合わせていたオリジナル曲のうちの1曲は、ギターのリフとそれに乗せたラップがメチャクチャカッコよく、そのギターの音がまた地獄みたいな凶悪な音をしていてメチャクチャカッコよく、自分はしびれ、歌詞はわからないけど何か悪魔的な衝動が伝わってくるそのリフが突出して耳に焼き付きました。興奮しながら彼にそのことを伝えました。後日ライブで見た時もやっぱりカッコよかったです。でも、ギターの彼がzilchみたいなバンドを強く志向していたのに対し、ボーカルとベースはもう少し爽やかなロックをやりたかったらしく、微妙に方向性がちがっており、その後すぐに解散しました。
あのリフをいまでもよく口ずさみます。録音されていないし、もしかしたら本人ももう忘れたかもしれません。もしそうだとしたら自分の頭の中だけに存在している曲ということになり、そう考えると不思議です。
でも今思うと、あの時自分は彼に「この曲メチャクチャ超カッコいいマジで天才!」と伝えたのに、彼がそれほど執着してなかった様子を見ると、もしかしたらあのリフは、自分が知らない有名な曲の真似だったかもしれません。さっきそのリフがふっと口をついて出た瞬間、思い出されました。
POP LIFE: The Podcast
#066 – #069
いつもの雑談をしてます。昔お金がなくて買えなかった大友克洋先生『ヘンゼルとグレーテル』を、この機会に買いました。大友先生の作品は現時点では絶版の本が多く、なかなか手に入れづらいという話をしているのですが、全集「OTOMO THE COMPLETE WORKS」の計画が去年7月にアナウンスされていたことをすっかり忘れていました。申し訳ありません。いつか全集が発売された日には必ず皆が手に入れられます📕
ほかにも、決めつけや憶測や勉強不足や言い間違いで間違ったことを山ほど喋ってしまっているかと思います。本当にすみません。自分のような漫画界の端っこから落ちこぼれた無職がつい漫画界代表のようにしゃべる気のゆるみ、本当にすみません。くるぶしが震えました。このpodcastは雑談をお届けする番組ということでひとつご勘弁ください。